先日は、世界250都市で滞在し放題サービスを提供する「HafH」主催のワーケーションツアーに参加してきました。

そもそも「ワーケーション」とはなんぞや?というところですが、「ワーク(仕事)」+「バケーション(休暇)」を組み合わせた新しいワークライフスタイルのジャンルでもあります。特にコロナ禍がきっかけで永久的に在宅ワークを推奨する企業も出はじめ、仕事は必ずしもデスクにかじりついてやるものではない。強いていうならば、それが生産性に直結する話ではない。というのが一般的になりつつある世の中になってきているものも背景にあります。

そんな新感覚の働き方は特に我々の様なスタートアップ企業においては、初めの段階から推奨していくべく。今月より海外在住のエンジニアを本格的に採用しました。定期的に行う社内会議では毎度画面越しに参加してもらい、共有したいデータなども同じ画面を介して共有できるので、不思議と同じ空間で仕事をしている気分になれます。

僕自身、その彼(エンジニア)とは以前よりお仕事でご一緒させていただいていたのですが、従業員サイドからすれば実際に会ったことはないので「初めはどうなることか」と思っていましたが、こんな心配も全くなく仲良くさせていただいております。おそらく対面した時にも、初対面の感覚というのはもちろんないでしょう。これらもまさに新しいワークライフスタイルの始まりであり、ニューノーマル時代の象徴でもあるのではないでしょうか。

話がだいぶ逸れましたが、先日はワーケーションツアーの一部プログラムである『アフターコロナに求められる”アート”思考の働き方を学ぶ!』をテーマとするワークショップに参加してきました。

『作品はアーティストだけによってつくられるものではない。見る人による解釈が、作品を新しい世界に広げてくれる』
by:マルセル・デュシャン

今回のワークショップで一番刺さったワードです!

ワークショップ会場はこれもまた新感覚のホテル、泊まれる現代美術館「アンテルーム那覇」で開催。

ホテルのエントランスから謎めいた空間があり、そこを過ぎるとこの空間にたどり着きました。壁一面に広がる赤い粒は立体的になっており、”神秘的な空間で何かに包み込まれるかの様でまさに開放的な気持ち”。このアートを見て私自身このように感じました。

そして、それ自体がまさに今回のワークショップのテーマであります。

上のアートは、ホテルのダイニングエリアの一番奥に堂々と設置されてあったのが印象的でした。見る人によっては「あまり好きではないけど、でも見てしまう」「好きでもないのになんだか気になるし、なんでか忘れられない。」僕自身そう直感的に感じたことです。

パッと見てみると、赤い髪の子供がいる。ちゃんと見ると実は4名とも全く違う子供。それにみんな表情が違う。
単純に僕の問いただしたことは「なぜ子供なのに赤髪なんだろう?」「そしてこの子供の顔の角度にはなんの意味が?」「なぜ中国的なイメージ?」でした。

実はそれこそがアート思考の始まりなんだそうです。

アートに対してどの様に感じるのか?そしてなぜそう感じたのか?どこからそう感じたのか?さらにいくとこのアートから100文字のストーリーを作ってみる。このアートは見る人に何を伝えているのか?見る人にはどう解釈されているのか?
これには正解はない回答は十人十色。アーティストが本来伝えたいポイントを解読するより、自分自身が直感で強く疑問に感じたこと。

僕も今回この様な体験をして、アートを見る視点が大きく変わった瞬間でした。

何かの作品やアートを見るにおいても、常に”問いを求めてみる”。これがまさに冒頭で伝えた、マルセル・デュシャンの言葉にある本当の意味なんだと。

「自分だけのものの見方」で「自分なりの答え」を生み出し、「新しい問い」を生み出す。講師の末吉さんの言葉です。

今回ワーケーションツアーのプロジェクトであったのも、これまでの働き方を”固定概念という枠から外し、自分の中での新しい答えを生み出していく”ワーケーションというまさに「真新しい働き方」を根本的な部分から考えることができる様に教えてくれたんだと思っています。

今回このワークショップに参加したのも、「HafH」共同代表の亮さんがキッカケでした。それも1年ぶりの再会で日本国内でお会いするのは実は今回が初めて。

世界中を飛び回り新しいライフワークスタイルを確立しさらにそれを社会に浸透させていく。そのために代表自らが模範となりそれをやり抜いていく。僕自身も見習わらないといけないところがとても多く、大変勉強になった一時でした。

HafHのサービス対象エリアも沖縄本島をはじめ離島にも拡大しているそうで、今後ますます楽しみになってくる「世界滞在し放題のサービス」です。

一つのキッカケづくりとして、ぜひCheckしてみてください。
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